[03月21日 16時40分]
東京都議会は「百条委員会」を開いて、豊洲につくった市場の地下から体に悪い物質が見つかった問題などについて、東京都の職員だった人などから話を聞いています。
20日、築地から豊洲に市場を引っ越すことが決まったときに知事だった石原慎太郎さんから話を聞きました。石原さんは、豊洲に決めたのは自分だと言いました。しかし、豊洲に引っ越すことは前の知事のときからの計画だったと言いました。
石原さんは、職員に全部やらせていたので、地下の問題をどうするかなど細かいことは覚えていないと言いました。しかし、職員だった人は、大事なことを決めるときには石原さんに説明していたと話しています。
石原さんは体の具合があまりよくないため、話をしたのは1時間だけでした。まだわからないことがたくさんあるため、石原さんからもう一度話を聞きたいという意見が出ています。
[03月21日 16時40分]
2020年の東京オリンピックを行う組織委員会などは、埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部をゴルフの会場にしたいと考えています。
しかし、このゴルフ場では、女性が正会員になることができない規則がありました。このためIOCは、男性と女性は平等だというオリンピックの考え方に合わないので規則を変えるように言っていました。
霞ヶ関カンツリー倶楽部は20日、会議を開いて、女性も正会員になることができるように規則を変えました。
東京オリンピックのゴルフの会場は、霞ヶ関カンツリー倶楽部に決まりそうです。
[03月21日 16時40分]
「点字ブロック」は、目に障害がある人が安全に歩くことができるように、道や駅のホームなどにある黄色のブロックです。ブロックはでこぼこになっているので、足の裏などで目が見えない人も道がわかります。
点字ブロックは岡山県の人が考えて、50年前の1967年3月18日、岡山市の交差点に世界で初めてできました。
18日、目に障害がある人や中学生など約200人が岡山駅の前に集まりました。そして駅の前を通る人たちに「点字ブロックは目に障害がある人の命を守っています。周りには物を置かないでください」などと言いました。
今では、韓国や台湾、オーストラリアなど外国にも点字ブロックがあります。
[03月21日 11時30分]
地下鉄で犯罪やテロが起こらないようにするため、東京メトロと都営地下鉄は、東京の地下鉄の全部の車両にカメラを付けることにしました。
東京メトロは、ドアの上にカメラを付けて車両の中をビデオに撮ります。カメラで撮っていることが乗っている人にわかるようにします。乗っている人のプライバシーを考えて、ビデオは1週間ぐらいあとで消します。
東京メトロの車両は全部で2700ぐらいあります。来年4月からカメラを付け始めます。9つの路線のうち、日比谷線など3つの路線では2023年3月までに全部の車両にカメラを付ける計画です。
都営地下鉄は、車両が1100ぐらいあります。今年8月から10年ぐらいで全部の車両の天井にカメラを付けることにしています。
[03月21日 11時30分]
「もったいないばあさん」という日本の絵本があります。この絵本では、物を大切にすることをおばあさんが教えています。町の中にごみを捨てないなど環境を大切にすることも教えています。
インドの本の会社が、ヒンディー語と英語で書いた「もったいないばあさん」を出すことになりました。16日、首都のニューデリーで記念のイベントがあって、小学校の子どもが200人ぐらい集まりました。大人が絵本を読んで、子どもたちに聞いてもらいました。
絵本をかいた真珠まりこさんもイベントに出席しました。真珠さんは子どもたちに「環境の大切さを知って、皆さんがインドをきれいな国にしてください」と言いました。
「もったいないばあさん」は学校の授業でも使う予定です。これから、ベンガル語などインドで使っているほかの11のことばでも絵本を出します。