[03月16日 16時00分]
アメリカのトランプ大統領は3月6日、中東とアフリカの6つの国の人をアメリカに入れない命令を出しました。ビザを持っていない6つの国の人を16日から90日間、アメリカに入れないことにしました。
ハワイ州は、地方裁判所にこの命令を止めるように訴えました。ハワイ州は「この命令はイスラム教の人がアメリカに入るのを禁止しています。宗教は自由だと言っている憲法に違反しています」と訴えました。
地方裁判所はハワイ州とアメリカの政府から話を聞いて、15日、大統領の命令をアメリカ全部で止めると決めました。
トランプ大統領は今年1月、中東など7つの国の人をアメリカに入れない命令を出しましたが、裁判で命令が止まりました。
トランプ大統領は、アメリカでテロが起こらないようにするために必要な命令なので、裁判を続けると言っています。
[03月16日 16時00分]
マレーシアの空港で2月13日、北朝鮮の男性が殺されました。マレーシアの政府は15日、「殺された男性はキム・ジョンナムさんです。ジョンナムさんの子どものDNAを調べて確かめました」と発表しました。マレーシアの政府は今まで、殺された男性はジョンナムさんだと言っていましたが、どうやって確かめたか言っていませんでした。
ジョンナムさんには、息子が2人と娘が1人います。マレーシアの政府は、DNAを調べた子どもの名前やどうやって調べたかなどは言いませんでした。
ジョンナムさんの弟は、北朝鮮のトップのキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長です。北朝鮮の大使館は殺された男性の遺体を渡すように言っています。しかし、マレーシアの政府は家族に渡すと言っています。
[03月16日 16時00分]
2020年にオリンピックとパラリンピックがあるため、東京の近くには新しいホテルがたくさんできています。千葉県浦安市に、ロボットが人の代わりに働くホテルができました。
ホテルのフロントでは、恐竜の形をしたロボットが日本語や英語、中国語、韓国語で客と話します。客が泊まる部屋にもロボットが置いてあります。このロボットに話すと、テレビやエアコンをつけたり消したりすることができます。
このホテルを経営している会社は、長崎県にあるテーマパークのハウステンボスでも、ロボットを使ったホテルを経営しています。ホテルの社長は「日本に来た外国人に、ロボットがいるホテルを楽しんでほしいです」と話していました。
[03月16日 11時30分]
国立情報学研究所のグループは、外国人が日本へ旅行に来て、どこからどこへ行ったかすぐにわかるシステムを作りました。
旅行に来た外国人が無料で利用できる無線のLANのデータを使うと、外国人がいた場所が地図に出ます。そして、外国人がどこからどこへ行ったかわかります。
このシステムを使って、先月東京であったマラソンの大会のコースの近くにいた外国人235人について調べました。その結果、ゴールがあった東京駅の近くなどから、夜は新宿や上野へ行ったことがわかりました。
グループは、外国人がどんな順番で人気がある場所などを回ったかを調べて、新しいサービスを考えてほしいと言っています。
[03月16日 11時30分]
タイのバンコクの空港に10日、アフリカのエチオピアから来た飛行機の荷物を、タイ人の2人の女が取りに来ました。2人は別の飛行機で来たため、空港の職員がおかしいと思って荷物の中をチェックすると、サイの角が21本見つかりました。
世界ではサイの数が少なくなって、将来いなくなる可能性が高いため、輸出や輸入は禁止されています。しかし、ベトナムや中国ではサイの角が薬になるため、高い値段で売ったり買ったりしています。タイの空港で見つかったサイの角を売ると5億円ぐらいになります。
警察は、荷物を取りに来て逃げた2人の女をさがしています。